お知らせ

てらぴぁぽけっとの家族支援プログラム

2025/04/25（金）
てらぴぁぽけっとの本部では、家族支援プログラムの一つとして、保護者様向けに療育的な関わりについて、説明する動画を作成しています。

動画だけだと、実際にどのように子供達に行っているのかがわからない為、各教室では職員が説明したり、実演したりしながら、お伝えする機会を作っています。


先日、どうやって説明したらわかりやすいだろうか、と試しにシミュレーションをしてみました。

要求語というコミュニケーションの説明でしたが、普段実際に行っている関わり方ではあるものの、話してみると、自分でも「なるほどなぁ…。」と思うところがありました。


簡単にいうと、子供が「〜してほしい」時に、場面に応じた言葉で伝えてもらう、という行動を引き出すプログラムです。

例えば、お子さんが「だるまさんが」の絵本が好きだったら、だるまさんの絵本を先生が持っています。
「読んで」でも「貸して」でも「見せて」でも、どんな言葉でも構いませんし、「本貸して」「だるまさん読んで」など、二語文にすることもあります。言葉がまだ少ない子は「…て」「あっ」という場合もあります。
とにかく、言葉が出やすい、かつ繰り返しになりやすいものや場面を作り、目を見て伝えてもらうことを遊びながら行うものです。

実際にプログラムを行う場合は、ルールに従って、順を追って進めます。

教室でできるようになってきたら、
「おうちでも、このような場面で、このような促し。そして、伝えてくれたら、一緒に喜んでくださいね。」
と引き継いでいきます。

「目を見て伝えてもらう」と、先に書きましたが、この「目を見て」というのが、特にコミュニケーションの発達の初期においては大切です。

「この目線を向ける」「見る」ことは、
　物や人と遊ぶこと。
　見て操作すること。
　変化に気づくこと。
などに波及していくからです。

その為、
「言葉で伝えられるんだったら、そこは飛ばしてもいいのでは？」
と思われる場合でも、実際はこのプログラムが大事になる事があるわけです。


そして、この辺りの細かさというのが、私たちの療育の積み重ね。
たくさん・小さく・確実に
の所以であると言えるでしょう。


と、このようなお伝えをする機会を設けたりしているのですが、これによって、
普段連絡帳に描かれている事の意味が保護者様にとって、より具体的にわかったり。
家族の中での関わりの時間が増えたりすることを望んでいます。


教室によって、行うタイミングや、スケジュールが異なりますので、もし
「私ももっと知りたい」
と思われるときは、
「ファミリーサポート動画ってありますか？」と聞いてみてください。
すでに予定が組まれていれば、それをご案内しますし、予定が終わっている場合も随時ご案内をいたします。



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